このたび、「5G-SEP宣言特許の整合性評価を実施することで『現実の5G-SEPの全体件数や、企業の保有状況』を推定しました。

標準化団体への5G必須特許の宣言は、各企業の自己申告で行われているため、客観的には5G標準規格で必須といえないものも5G標準必須特許として宣言されていると言われています。このため、5G-SEP宣言特許の件数を単純に比較するだけでは、主要企業等の本当の実力は明確にならないという問題がありました。

整合性の評価結果では、整合率 は平均で32%、整合率が高い順位に、NTT DOCOMO(81%)、InterDigital(48%)、Qualcomm(45%)の順となっています。

これを用いて、5G-SEP宣言数に整合率をかけた現実の5G-SEPの推定総件数は、2020年6月末現在で、約6,400件となりました。

現実の5G-SEPの保有推定件数の上位10社は、Samsung(11.9%)、Qualcomm(11.6%)、Huawei(11.3%)、ZTE(10.9%)、Nokia(ALU含む)(9.7%)、NTT DOCOMO(9.5%)、LG(6.8%)、Ericsson(4.8%)、Sharp(3.0%)、InterDigital(2.8%)です。

この内、上位6社の保有比率は10%前後で拮抗しています。

なお、整合性評価を行った特許の分析結果はご購入いただけます。

プレスリリー ス:「5G-SEP 宣言特許の正確性」を評価、評価結果を販売

(Excerpts) 5G Essential Patents, ETSI Declared 5G-SEPs and promissing patents for 5G Survey Report