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動物のインターネット(IoA)

四国霊場第18番札所 恩山寺への道の左手に畜舎がある。
巨大な牛が畜舎で飼育されている。
遍路道中、最初は大きな黒い塊があると不思議に思っていたが肉用牛だった。

 

日本の多くの牛は畜舎飼いらしい。
日本の牛の頭数は約380万頭いるが、放牧されているのは、その10%だそうだ。
一方、国土の広いブラジルでは牛は約2.44億頭いて、その内2.15億頭が放牧されている。

動物福祉では放し飼いが推奨されているが、日本は畜産農家が広い土地を持っていないため放牧数が少ないそうだ。
しかし、農業用休耕地が4230平方キロあり、最近はその一部が放牧に使われ始めたようだ。
といってもまだ101平方キロであり、今後は放牧による牛の飼養の広がりが期待される。

 

さて、牛が放牧されるとIoT機器を牛に付けて、24時間状態管理をするのが精密畜産農業(PLF)の方法になる。
電池、センサー、ネットワーク、クラウドさらには機械学習とICT技術の活用が期待される。

動物は「もの」ではないので、IoTではなく、IoA(Internet of Animals)と呼んでいかなければならないかもしれない。

 

藤井伸朗:NTT研究所、NTTグループ会社において通信網オペレーションシステム等の研究開発、国際標準化に従事。2014.7よりサイバー創研に勤務。電子情報通信学会フェロー。

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