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物のインターネットの標準化状況(その2)

 

今回は、どのような標準化団体が物のインターネット(IoT)に係る標準化を進めているかを紹介する。
IoTに関わる標準化は多くの標準化団体、コンソーシアム、フォーラムにより実施されており、各々は検討の範囲(スコープ)を定めて、標準化、実証実験を進めている。
IoTにおける通信機能に着目して電気通信連合・電気通信セクタ(ITU-T)では、2011よりIoTに関係する要素の標準化を進めているグループの標準化活動業務の調整を始めている。2012年6月には「IoTの概要」 “The overview of IoT”と題した勧告文書Y.2060を作成している。その中で、IoTに対するハイレベルな要件とIoT参照モデルを標準化している。勧告文書はhttps://www.itu.int/rec/T-REC-Y.2060-201206-Iより無償でダウンロードすることができる。2012年7月には地域標準化団体(ETSI、ATIS、TIA、ARIB、TTC、TTA、CCSA)によりパートナーシッププログラムoneM2Mが設立され、2015年1月にM2Mの参照アーキテクチャのRelease1が発行されている。このRelease1文書はhttp://www.onem2m.org/technica/pubished-documentsより無償でダウンロードすることができる。

IEC、ISOにおいてもIoTに関わる標準化は技術領域別に進められているが、2014年11月にISO/IEC JTC1WG10を設立して2016年を目途にアーキテクチャフレームワークの標準を作成するとしている。また、米国の民間団体であるIEEE-SAも2014年7月にP2413を開始して、2016年を目途に参照アーキテクチャを作成するとしている。各標準化団体はIoTの標準化を、個々の要素の標準化だけではなく、総合的なシステムの標準化と捉えていると言える。


藤井伸朗:NTT研究所、NTTグループ会社において通信網オペレーションシステム等の研究開発、国際標準化に従事。2014.7よりサイバー創研に勤務。電子情報通信学会フェロー。


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